エンジン加工
2022/05/16
ヘリサート(リコイル)入れ加工
今回はシリンダーブロックのシリンダーヘッド取り付け用ヘッドボルトのネジ山が飛んでしまっています。
ここのネジ山修理のためにヘリサート(リコイル)を挿入してネジ山修理を行います。
今のところ2~3箇所のようですが、他も心配なので、全数ヘリサート挿入致します。
加工を行う前に、シリンダーやエンジンの中に切粉が入らないように養生致します。
ネジの径、ネジ長、全体の深さなど測定した後に、加工に入ります。
下穴加工後、タップ立て加工
かなり深い穴なのでタップは全て奥まで入り込んでしまいます。
タップねじ切り加工後、ヘリサート(リコイル)を挿入します。
全て手作業でホネの折れる作業ではありますが、ヘリサート(リコイル)を入れることによって、母体がアルミ材であってもしっかりとトルクのかかる締め付けが行なえます。
投稿者: 稲谷