特殊加工事例

アルシル(Alusil)製 シリンダーブロック再生修正

メルセデス・ベンツやBMW、ポルシェ等で採用されている、アルシル製シリンダーブロックの再生が可能です。ここではポルシェの水平対向6気筒エンジンの加工事例をご紹介します。

  1. 下穴加工

    焼き付きなどで損傷したシリンダー内壁を削り取ります。ここに別途作成したスリーブを挿入します。スリーブのツバが収まる部分も加工しています。

  2. スリーブ作製

    スリーブは写真左のような材料から加工します。材質はシリンダーブロックと同等のアルシル(Alusil)です。ブロックの下穴と最終的なシリンダーボア径を考慮し、スリーブを作成します。写真右が今回作製したスリーブです。

  3. スリーブ挿入

    作成したスリーブをブロックに挿入します。今回は片バンク一気筒ずつ、2気筒の加工を行いました。

    反対側のバンクも同様の作業を行います。

  4. ボーリング・ホーニング

    ここからは通常の加工と同様にボーリング、ホーニングを行います。

    ホーニング中の状態です。

  5. 完成

    完成です。作業後、純正ピストン、ピストンリングでご使用いただけます。ポルシェ以外も対応加工なエンジン各種あります。詳しくはお問い合わせ下さい。