エンジン加工

2024/11/05

水冷ポルシェ・シリンダーブロック修理

お世話になっております。フロント藤永です。

 

今回は水冷ポルシェのシリンダーブロック修理です。

ピストン摩耗、ボア面の損傷は水冷ポルシェの持病ともいえます。

原因は色々言われていますが、

「オイル管理がー」とか、そもそも「オイル粘度がー」とあったり、「暖気不良がー」かと思えば、「回転数を上げてー」など、

正直良くわかりません。

 

弊社で行う修理方法ですが、、、

特殊加工事例

という加工を以前、紹介させていただきました。

 

今回はもうちょっと大胆(?)な手法、、、。

「アルシル(Alusil)が弱い(?)んだったら、鉄にしてしまえばいいじゃないか。」

というわけで、鉄のスリーブを入れてしまいます。

というわけで、いきなり完成!

(申し訳ありません。加工前の画像は取りそこねました。)

シリンダーの材質が途中から異なる感じが分かるでしょうか。

ピストンも専用のものに変更です。

今回はお客様にスリーブ、ピストンキットをご用意いただき、作業を行いました。

 

純正ピストン、アルシル(Alusil)スリーブ加工の場合は、1気筒から対応できます。

今回のように鉄スリーブキットの場合は、基本的には6気筒すべての加工になります。

用途や予算、納期など、ご要望に応じて対応させていただきますので、

お困りの場合は、ぜひご相談ください。

投稿者: 藤永